題字「桐盛院」
越後・小国の郷
ほうじゅうざん
鳳住山
とうじょういん
桐盛院

山内近況

2006年7月27日

虚空蔵菩薩さまを前庭に再建安置します

安置予定の虚空蔵菩薩さま

寺報『鳳』でもお知らせいたしましたが、地震で被災した虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)さまを前庭に再建安置する予定です。

桐盛院の虚空蔵さまは、二年前までは、法坂に行く途中の小高い丘の上のお堂に安置されていたのですが、中越地震で丘が崩れて崖になり、お堂も修理どころではない全壊状態になってしまいました。地震後は、台座から落ちて折れてしまった虚空蔵さまを山門の脇に仮安置していました。
本堂の復旧や庫裡の改築を優先してそのままになっていましたが、同じく地震で倒壊した本堂前庭の五重塔の跡地に、虚空蔵さまを安置することになりました。

安置するにあたってお堂は造りません。お堂が無くても前庭にふさわしいお姿の虚空蔵さまを新しくお迎えして安置したいと考えています。今までの二体の虚空蔵さまはその台座下に納めさせて頂くつもりでいます。
10月13日(虚空蔵さま秋の祭礼日)にお迎えし、開眼法要をする予定です。

虚空蔵さまは、丑年と寅年(うし,とら)生まれの方のまもり本尊です。
「虚空」(こくう)とは、無限に大きく、そしてどんな力がある者でも打ち勝つことができないほどの無尽蔵の力を持っているということです。
また「蔵」とは大宝蔵のことで、どんなものでも欲しいだけのものを与えることができる宝があるという意味なのです。
虚空蔵菩薩さまは、限りない福徳と智慧をお持ちになっておられます。すべての人々に智慧,記憶,除障,滅罪,福徳円満など、無量の利と楽を与えてくださるという仏さまなのです。

再建安置にあたり、奉賛のご協力をお願いをいたしております。
丑年生まれ、寅年生まれの方をはじめとして、多くの方にご協力をお願いいたします。
丑年寅年生まれの子供さんやお孫さんの健やかな成長を祈願して、それぞれのお名前等で奉賛頂ければ幸いです。

奉賛金額は一口2千円以上で、おいくらでもかまいません。
期間は平成18年の8月31日までです。
奉賛金納付の方法は、現金での持参、または現金書留・郵便振替等による桐盛院への直接申し込みとさせていただきます。

郵便振替の記号番号 00670−0−2881
加入者名 桐盛院
※ 尚、郵便振替でのお申し込みについては、郵便振替の受領証を領収書に代えさせて頂きます。

※ 奉賛のご協力をいただいた方には、虚空蔵さま開眼法要で祈祷した「家内安全」のお札と「身体健全祈願」のお守りをお届けさせていただきます。(開眼法要後)

※1万円以上をお寄せくださった奉賛者につきましては、そのお名前を台石または碑石に刻ませて頂きます。