本堂に安置されている桐盛院の本尊さまは、釈迦三尊と呼ばれる仏さまです。 桐盛院の釈迦三尊は、須弥壇(しゅみだん)の中央にお釈迦さま(釈迦牟尼仏)が安置され、脇侍の仏さまとして、向かって右側には文殊菩薩(もんじゅぼさつ)さま、左側には普賢菩薩(ふげんぼさつ)さまが安置されています。
総丈8尺6寸(約2.6メートル)の大きさで、一千本の手を持ち、その一本一本の手のひらに眼が彫ってあるという、正真正銘の千手観音さまです。 材は楠の木で、大きな手が42手、小さな手が958手あります。 平成5年に、檀信徒の一手一眼(いっしゅいちげん)お迎えの寄付により寺宝としてお迎えし、安置されたものです。
明治十八年にお迎えした極彩色の羅漢さまです。 虫食いなどで痛んだ仏像を、二十三世住職が、昭和六十二年と平成五年の二回で修理洗濯をしたもので、本堂の須弥壇両脇の棚に安置されています。
楠の木を材とした木地色で、手彫りの五百体の仏像群です。台座共で60センチほどの坐像、もしくは80センチほどの立像です。 1番から500番まで一体ごとに、番号とお名前がついた五百人の仏道修行者の群像には、どなたも圧倒されることでしょう。 本堂だけでは入りきらず、開山堂、位牌堂にも安置されています。 現在、永代供養や永代祈願のために一体ずつお迎えくださる方を募集しています。 ※お迎えについては五百羅漢さまのお迎え案内をご覧ください。
道元禅師さまが中国に渡って如浄禅師さまより正法を得て帰国するときに、禅師さまを助けられた仏さまといわれています。大権修理菩薩とも呼ばれます。 現在は曹洞宗寺院の土地や伽藍の守護をしてくださる「土地神」として祀られています。須弥壇後方の向かって右に安置されています。
ダルマさんで親しまれている、インドから中国に禅道仏教を伝えたという達磨さまの仏像です。須弥壇の後方の向かって左に安置されています。
昔から祀られている、お葬式をしたばかりの新しい仏さま方(新亡精霊)をお導きいただくお地蔵さまです。 お葬式が済むと施主名や俗名とともに、新しく授与された戒名を記した紙をお地蔵さまの前に貼って、新仏(あらぼとけ)と言われる一年間のお守りとお導きを願います。 本堂左側に安置されています。
お坊さんの姿をした「お賓頭盧さま」です。 神通力を持ち、この仏さまの持つ宝珠で自分の体の悪いところをなでてお詣りすると治ると言われています。 本堂の縁側に近いところに安置されています。
僧堂などで、坐禅修行をするときの本尊さまで、修行されているお坊さんの姿をした文殊さまの仏像です。 本堂左奥に安置されています。
両親のために石を積む水子や赤ちゃんなどの子供の精霊と、その邪魔をする鬼たち。賽の河原地蔵和讃の世界を絵と人形であらわし、そこで子供達をお救いくださるお地蔵さまのお姿があります。 本堂左側に安置されています。
開山堂正面に、歴代祖師の像を安置しています。
桐盛院を開かれた竹巌全虎(ちくがんぜんこ)大和尚さまの像です。
大本山永平寺を開かれた道元禅師(どうげんぜんじ)さまの像です。
大本山総持寺を開かれ曹洞宗発展の基礎をつくられた、瑩山禅師(けいざんぜんじ)さまの像です。
桐盛院十五世で修行道場を開いてたくさんの僧を育てたといわれる叢林開闢(そうりんかいびゃく)南山道せん(なんざんどうせん)大和尚さまの像です。
桐盛院二十三世で庭や伽藍の整備に大きな功績があり、本寺林泉庵より中興の称号を授与された雄嶽雪峰(ゆうがくせっぽう)大和尚さまの像です。
位牌堂は本尊さまとして正面にお釈迦さまが安置してあります。また、脇本尊として、南側の壇にお薬師さま(薬師如来)を、北側の壇にお地蔵さま(地蔵菩薩)を安置してあります。
仏法の守護神と言われる四天王の、等身大仏像です。 位牌堂の四隅に安置してあります。東の角に持国天、南の角に増長天、西の角に広目天、北の角に多聞天(毘沙門天)です。
90センチ角の一枚板から彫りだした、守り本尊さまのレリーフです。 本堂から位牌堂に至る渡り廊下に安置されています。 十二支の生まれ年によって守り本尊が決められています。 子年の守り本尊は千手観音さま、丑・寅年の守り本尊は虚空蔵菩薩さま、卯年の守り本尊は文殊菩薩さま、辰・巳年の守り本尊は普賢菩薩さま、午年の守り本尊は勢至菩薩さま、未・申年の守り本尊は大日如来さま、酉年の守り本尊は不動明王さま、戌・亥年の守り本尊は阿弥陀如来さまとなっています。
納骨堂には本尊さまとしてお釈迦さま(釈迦牟尼仏)が安置されています。また、その両脇にお釈迦さまの一番目、二番目のお弟子さんである迦葉尊者(かしょうそんじゃ)と阿難尊者(あなんそんじゃ)が安置され、三尊仏となっています。
六道をお守りいただくための、石の六地蔵さまです。 納骨堂の納骨壇の前に安置されています。
子供たちと、その子供を思う親たちのためのお地蔵さまで、平成十年に桐花霊園に建立安置されました。御影石でできていて、本体は1.8メートルあまり、台座共で3メートルほどのお地蔵さまです。雪や雨からお守りできるように簡単なお堂(屋根)におおわれています。 水子供養と子供の精霊供養の際は、この慈しみ地蔵にお祈りいたします。
ペットなど動物たちを守護するお地蔵さまです。平成十九年に境内に安置されました。 膝元に子犬と子猫を配し、肩には小鳥をのせています。 ペット供養の際には、このやすらぎ地蔵にお祈りいたします。